西混コンサート

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 演奏曲について、各ステージごとの指揮者からの解説を紹介します。

西混30年のアーカイブから

記:神田修三  .. 

おさるのかごや、母に捧げるセレナーデ

カンガルー

40年程まえ、コーラス部の練習で組曲として始めて歌ったとき、こんなきれいな曲があるのだとびっくりした。 私がいちばん最初に感動した曲です。

オリオン 13回目のコンサートで組曲の6番目の曲として発表した。その時にベースのメンバーがこの曲を偉く気にり、ぜひもう一度歌いたいと申し出た。
ふだん、あまり目立たないベースがこの曲の時は本気で歌っています。
母に捧げる
セレナーデ
私がまだ若い頃、ちょっと変った曲を作ってみたいと日頃考えていた時海援隊の曲が流れていた。 その後モーツアルトの曲も聞こえてきた。そのとき何を思ったのかこの2曲をくっ付けてやろうと。
最初の女声合唱の部分はオリジナルです。
おさるのかごや 以前のコンサートでアンコール曲として一度歌いました。この曲を書いてからすでに35年が経ちます。 少しの手直しはありましたが、何回も西混で歌ってきました。ピアニストも何人か変わりましたが、その時その時とちょっと違った演奏になり楽しみにもなっています。
“おさるの~ か~ ご~ や~ ”がだんだんとしょぼくなるのは仕方ないことでしょうか  

混声合唱組曲「雨」   作曲 多田武彦

記:稲松真人  .. 

混声合唱組曲「雨」

今回の選曲は、他のステージとのバランスから見ても、先ずアカペラ。そしてメロディの解り易いもの。
「雨」は、いわずと知れた多田武彦の男声合唱の名曲。
「やっぱり男声の曲や。」という多くの諸兄方に、「混声の『雨』もなかなか。」といわせたい。
西混の繊細かつ迫力のある「雨」をお聴きください。

 


混声合唱組曲「あしたの灯」  作詞 門倉訣(さとし)  作曲 吉岡弘行

記:神田修三  .. 

混声合唱組曲「あしたの灯」

現代は明らかに私の少年時代とは異なります。しかし、戦争という破壊、そして心の貧しさと言う点では、 おそろしく似た道をたどっていなければよいがと実感します。歌がたとえ小さくても“あしたの灯”でありますように。
ひびきあい豊かな生きる力となりますように。
われら西混のメンバーの平均年齢は調べてはいませんがかなり上です。 あしたの灯”は2002年に少年合唱団向けに作られました。楽譜のあちこちに若者のイメージがどんどんわいてくる曲でもあります。 そんな若者の曲を合唱経験の豊富なものが演奏するとどうなるのか少し不安はありましたが、練習を重ねるたびにその不安も解消し、 逆に若者へのメッセージとして歌えるようになりました「明日を目指し、今、歩き続ける」・・・・・・
 


「Magnificat」   作曲 John Rutter 

記:益子務  .. 

ジョン・ラター「マニフィカート」

マニフィカートは「ルカ伝の第一章」から、キリストの母であるマリアが、我が子の誕生の喜びや神への感謝、 などを
歌った歌詞に、バッハなど多くの歴史上の作曲家が創作意欲をかきたてられている。
ラターは「スペインや南米での喜びに満ちた、マリアへの信仰とお祝いの気分が第一曲のテーマとなることを思いつき、
この曲を完成させることが出来た」と書いている。
西神戸混声合唱団の30周年記念演奏会にふさわしい喜びと感謝の曲である。
第一曲 “Magnificat” 力強く神への感謝を歌っている
第二曲 Of a rose, lovely Rose” 15世紀のイギリスの詩を加えている。
      マリアを象徴するバラの花と枝が人々を守る 天使の歌声のような美しいメロディーである。。
第三曲 “Quia fecit mihi magna” 神聖なる神の栄光を讃える。
第四曲 “Et misericordia” 神のお慈悲が我々に注がれますように。
      ソプラノ・ソロと合唱が織り成す色彩豊かな曲である。
第五曲 “Fecit potentiam” 奢れる者に神は力を示される。
      変拍子で活き活きとした力強さを歌い上げる。
第六曲 “Esurientes” 我らの祖先に約束されたごとく、貧しい者には食べ物を与え、慈悲を注がれる。
      天使の竪琴のようなハープと木管楽器、ソプラノ・ソロ、が織り成す天上からの響である。
第七曲 “Gloria Patri” 神と神の御子と精霊に栄光あれ。再び最初の力強いテーマが再現される。
 
ラター自身が好んだ小編成のオーケストラとともに輝かしい演奏をお楽しみいただきたいと思います。
 


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